初学者に立ち思うこと

夜な夜な目下勉強中である。そう、宅建士取得に向けて。

 

何年か振りにテキストを見て勉強するというのはなかなか大変である。例えるなら、これまで寝床として使っていなかった場所に布団を敷いたようなもんだから、やはり内容がすんなりとは入ってこないし、妙に落ち着かない。当然頭の中はすぐにはてなだらけになる。とはいえ、反対に不思議とワクワクするような高揚を感じることもできるし、こういうものも悪くないなと悦に入る時もある。

 

実際には教材のページをめくるにつれ、知れば知るほど良いこともあればあまり良くないことを知ってしまうのも世の常というもの。苦手なことに対しては見て見ぬふりを決めこみたいところだが、こと勉強となるとそういうわけにもいくまい。薄目でも内容に目を通さないといけない。

 

個人的に何が一番不安かというと、あまり本質を理解できてないうちに今までの経験や裁量で諦めてしまうこと。一番の敵は自分自身とはよく言ったものだ。何よりも邪魔者である。そうはならないと決めてかかっても、未来の気分なんて未知数に近いようなものだから。

 

だから私が今回この勉強に取り組もうとした時に一つだけ決めたことがある。

それは、資格を取得できた場合の設計図を書かないこと。大きく資格取得という目標は持ち、それからのことは何も考えないことにした。転職だとか資格活用という話は二の次である。何度も言うが、これは特に目的も持たずに始めた資格取得への挑戦である。肩肘張らずにやるには、考えついた結果これしかなかったのだ。